タロットカード21「世界」の意味。 恋愛・仕事での解釈例。

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「世界」の基本的なキーワード

ポジティブな意味

大成功、大団円、ハッピーエンド、大いなる試練の達成、完成、今あるステージでの最大の成果

 

ネガティブな意味

限界、これ以上は望めない、

 

エレメント

地 

 

世界のキーワード解説

このカードはタロット78枚の中で最強最良のカード!

大吉のなかの大吉!

これまでの全ての物語が完結し、完成する、ハッピーカードです😊

自分にとっても最大の成果を望めるでしょうし、自分だけではなくその周辺にいる全ての人々を含んだ大団円を迎えることができるでしょう。

 

ただしそれが具体的にどういうことなのかは、周辺にあるカードから推察します。

「今あるステージの中での最大の成果」ということは、自分自身がまだ未熟であれば、さほど大きな成果ではないということもありえます。

例えば恋愛について占っているとき、世界の周辺に恋人が出ているのであれば、この場合はシンプルに「恋愛成就する」と解釈することができます。

しかし恋人ではなくカップ2が出ているのであれば、今の相談者の成長段階で望める最大の成果は、恋愛成就ではなく、「ひとまず好きな人とコミュニケーションがとれるようになることなのだ」と解釈できます。

その先に進むには、自分自身がもっともっと成長する必要があるということです。

仕事について占っていたのだとしても、同様です。

世界の周辺に「ペンタクル10」が出ているのであれば、大金持ちになると読むことができます。

しかし「ペンタクル2」が出ているのであれば、今の相談者の成長段階で望める最大の成果は「商売をスタートすることまで」なのだと解釈できます。

しかしそれは、決して悲しむことではありません。

そうやって一つ一つの段階を踏破していくことで、人は「次なる段階」を目指すことができるわけですから!

 

このカードは地のエレメンタルに属しますが、周囲に四大エレメンタルを象徴する神獣が描かれているため、基本的にはエレメンタルの悪影響を受けません。

つまり、どのようなレイアウトで出たとしても、とくにネガティブな解釈することはありません。

あるとすれば、「今の段階ではここまでが限界なのだ」という限界点を示唆される点のみです。

 

世界の意味をさらに考えてみよう!

そもそもなぜ世界なのか?

そもそも冷静に考えると不思議じゃありませんか?

なんで、「大成功」を意味するカードのタイトルが、「大成功」ではなく世界なんでしょう?

世界が、大成功とどう関係しているんでしょう?

 

これについては、歴史上の様々な哲学・宗教・教えなどを学んでみると、なんとなく言いたいことが見えてきます。  

アドラー心理学だろうとキリスト教だろうと、世界中のあらゆる「教え」には、ある共通したメッセージがあります。

それは以下のようなものです。

「人が幸せに生きる方法は、自己中心性を捨てて、自分の利益ばかり考えるのはやめて、自分を世界の中心のように考えるのはやめて、自分は世界の一部だと受け入れて、自分ではなく全体の利益を考えられるようになって、自分に対してではなく世界に貢献できるようになることですよ」

「だけどそれは決して、自分を犠牲にしてでも他者に尽くせってことじゃなくて、自分と世界を一体化させろってことですよ」

 

自分が世界の中心だと考えている者は、世界と敵対する

不幸な人は、いつでも「自分が世界の中心だ」と考えています。

だからいつでも自分の利益だけを考えている。

こういう人は、恋愛をすれば「どうすれば自分が愛されるのか」ばかりを考えます。

だからパートナーから「鬱陶しい」と思われ、見捨てられやすくなります。

仕事をすれば「どうすれば自分が楽をできる」ばかりを考えます。

だから周囲から信頼を得られず、どんどん見放されます。

 

そもそもこの世界は、個人の欲望を満たすようには出来ていません。

世界はあなたの欲求を都合よく満たしてくれるお母さんではない。

その中で「自分の利益だけ」を考えて生きていれば、あなたの願いはほとんど叶うことがなく、あなたは世界に憎しみと悲しみを感じ、常に腹を立てながら生きることになってしまい、とても非合理的です。

 

幸福な人は、「自分は世界の中心ではない」という事実を受け入れています。

だから自分の利益に執着しません。

こういう人は恋愛をすれば「どうすれば相手が喜ぶか」を考えることができます。

すると、そのほうがパートナーにとって魅力的な人間にうつりやすいため、「この人を手放したくない」と思わせやすく、結果的には恋愛がうまくいきやすくなります。

また仕事をすれば「どうすればみんなが楽になるか」を考えることができるので、他者からの信頼を集めやすいです。

すると人がどんどん集まり、協力者がどんどん集まり、自分ができることの範囲を広げることができるでしょう。

 

自分の利益だけ考えて生きる人は世界と敵対するので、恋愛も仕事もうまくいかなくなる。

しかし他人の利益を考えて生きる人は世界と調和するので、恋愛も仕事もうまくいきやすくなります。

これはこの世界の普遍的な原則です。

 

「偽りの他者貢献」はむしろ世界との対立を深める!

しかしここで注意してほしいことがあります。

ここでいう「他者貢献」とは、「心から他者の幸せを願い行動すること」です。

「心からそう思えているわけではないくせに、表面上だけ他人の利益を満たすために行動すること」とは違います。

ところが人間は、自分の心にすら嘘をつくことができるので、多くの人は「他人の幸せを願っているつもりなだけで、実際は願っていない」という歪つな状態にあります。

 

よく、「彼氏に喜んでもらうためにこんなに尽くしてきたのに、彼氏が私のことを見てくれない」と嘆く人がいます。

それは本当の「貢献」ではありません。

こういう人は綺麗事を並べ立ててはいますが、心から相手のために尽くしているのではなく、内心では「相手からの関心を得たい自分のため」にそう行動しているに過ぎません。

だから「相手からの関心」という見返りが得られなければがっかりもするし、腹も立てるわけです。

これは本当の貢献ではなく、「ただの打算」に過ぎません。

 

同じように、自分を安売りすることも、本当の他者貢献ではありません。

よく、「なんでもかんでも見返りを求めずに、いつでも他人に利用されてばかりで、自分を満たすための行動努力を何もしない人」がいますが、こういう人はそういう自分に酔っているだけです。

あるいは「打算」として、「かわいそうな自分」を演じているだけにすぎません。

しかしその薄っぺらさは雰囲気から周囲に伝わります。

だからどれだけ他人に尽くしても、いつまでも他者から評価されない。

いつも他人に利用されるだけで終わってしまうのです。

         

心から「他者の幸せを願う自分」になるにはどうしたらいいか?

では、どうすれば人は「心から他者の幸せを願える自分」になることができるでしょうか?

それは矛盾するようですが、まずは「自分を満たすこと」です。

 

少し前にアドラー心理学の「嫌われる勇気」という本が流行しました。

あの本の中では、「人に嫌われることを恐れず自分に正直に生きよう」と書いてあります。

 

ほとんどの人は、他人に嫌われないために、自分を抑圧し、本当に語りたい言葉を我慢し、本当にありたい生き方をあきらめます。

でもそんな生き方をしていれば、ストレスがたまるでしょう。

その生き方を続けている限り、心の奥底にある「自分を大事にしたい自分」がいつまでも満たされず、イライラを抱えて生きることになります。

するとあなたは、他者の前ではどれだけいい子を演じていたとしても、自分一人になったときは自分の欲望のことしか考えられないでしょう。

どれだけ頭では他者貢献が重要だと理解していても、自分が満たされたいという執着を手放すことが難しいでしょう。

すると何かの拍子で、そういう自分が爆発して露見するかもしれません。

あるいは自分自身も、自分の欲求を満たす時に自然と「他者に我慢を強いる」ようになるかもしれません。

これでは、幸せとは程遠い生き方でしょう。

 

だから嫌われる勇気では、「他者に嫌われることを恐れず、自由に生きろ」と宣言します。

まず自分を満たす。

他人に従属せず、自分の自由に生きる。

そのように生きれば、あなたの心の奥底にある「自分を大事にしたい自分」が満たされます。

するとあなたは自然と、「他人のこと」を考えられるようになります。

それは別に無理をしているのではなく、自分を犠牲にしているわけでもありません。

ただただ「自分はすでに十分に満たされているから、今度は他人のことも幸せにしてあげたいな」という素直な気持ちです。

あなたがそういう心構えを持てるようになったのであれば、きっとその頃のあなたは多くの人の役に立つことができます。

恋愛においてはどうすればパートナーが喜んでくれるかを考えられるでしょうし、仕事においても自分一人ではなくチーム全体のことを考えられるでしょう。

すると、「多くの人々から必要とされるあなた」になることができるでしょう。

だから、幸せになれるでしょう。

…ということです。

  

ようするにほとんどの人間は、「心から他人の幸せを願えるほどの自分」に至っていないのに、そういう自分を無理に演じているのです。

まだ未熟な人間のくせに、成熟した人間のふりをしている。

だから幸せになれない。

 

順番が逆です。

まずは自分を満たすのです。

他人に嫌われてでも、幸せになる勇気を持つのです。

そうすることで初めて、人間は本当の意味で「他者に貢献できる自分」になります。

「本物の他者貢献」を実践することができるようになります。

  

世界と調和すると、主語が「わたしたち」になる。

不幸な人はいつでも、「自分と他者」を分離した存在だと考えています。

しかし幸福な人は、自分と他者の間に境目がありません。

他者も自分の一部だし、世界も自分の一部。

あなたのためが私のためでもあり、私のためがあなたのためでもある。

 

アドラー心理学ではこれを「共同体感覚」と呼んでいます。

「世界と調和している感覚」と言い換えてもいいでしょう。

人が幸福になるために必要なことは、この感覚に至ることです。

 

古来より様々な宗教・哲学・教えがこの世界に乱立してきましたが、それらは全て根底の部分では同じことを言っています。

あらゆる教えが目指す地点は、この「世界と一体化する感覚」なのです。

 

そう考えたとき、このカードが示す「大成功」とは、「世界と一体化する感覚に至る」ということなのかもしれません。

 

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