素直になりたい
けどなれない><
っていう悩みを抱えている方へ!!
そういう人はまず、前提を変えてください。
今のあなたは「素直になりたいけどなれない」のではなく、「素直になりたくない」のです。
人間にできないことは無い
基本的に人間は、自分で思っているよりも、「自分の願った通り」に生きることができています。
そのため、あらゆる「できない」は嘘であることがほとんどです。
あらゆる「できない」は、そもそも本音では「したくない」のです。
今のあなたは、「素直になれない」のではなく、「素直になりたくない」のです。
どうして素直になりたくないか?
ではどうして、今のあなたは「素直になりたくない」のでしょう?
その答えはケースによって異なるので一概には言えないですが、よくあるのは「傷つかなくて済む」です。
どういうことかというと、例えば最近こんな相談がありました。
職場の同僚Aさんに片思いしています><
最初のころはいい感じだったんですが、でも私達が仲良しなことが職場で噂になってしまい、そのあたりからAさんの態度が冷たくなりました。
それをきっかけに私もついつい「素直になれない」態度をとるようになってしまい…
先日なんて、せっかくAさんから挨拶してくれたのに、それに対して不機嫌そうな反応をしてしまいました…
でもこんなことしてたら、余計に嫌われちゃいますよね><
自分でもわかってるんですが、でもどうしても素直になれなくて、最近は八つ当たりのようにどんどんAさんに冷たくしてしまいます…
どうしたらいいでしょうか…
これは、とてもわかりやすいケースです。
この相談者さんは、おそらく「彼の反応が冷たくなったこと」をきっかけに、「今のままでは彼に告白しても振られる」という危機を感じたのです。
だからあらかじめ、「素直にならない」ことによって、彼との関係を自分から「悪化させようとしている」のです。
どうしてそんなことをするかって?
そのほうが、彼に振られたときのダメージが少ないからです。
想像してみてほしいのですが、例えばこの相談者さんがこのままの流れで彼に告白して、振られたとします。
するとどう感じるでしょう?
何を思うでしょう?
おそらく彼女は、こんなことを思うはずです。
「あぁ…あのとき素直になれなかったから、印象が悪くなったんだ…
どうしてあの時の私はもっと素直にならなかったんだろう…
どうしてあんな態度をとってしまったんだろう…
なんてバカだったんだろう…」
では次に、もう一個想像してください。
もしこの相談者さんが、しっかり「素直な自分」になれていたとします。
「素直な自分」をしっかり出した上で、彼に告白し、それでも振られたら…
彼女は何を思うでしょうか?
きっとこうなるはずです。
「あぁ…私という人間には、彼の心を射止められるほどの魅力がなかったんだ…」
さぁ?
どっちが怖い?
おそらく後者かと思います。
前者の場合は、正直そこまで「怖くない」はずです。
むしろ、わりと「普通に受け止められるシチュエーション」ではないでしょうか。
しかし後者の場合は違います。
「かなりダメージがでかい」はずです。
つまり、そういうことです。
「素直になれない人」とは、心の奥底でもうこの恋に対して「諦めている」のです。
だから、いつか訪れるであろう「彼に振られる」というシチュエーションに備えて、今のうちから「ダメージを低くするための対策」を行っている。
それが今の、「素直になれない」というやつなのです。
交際中の恋人に「素直になれない」のは…?
上記は「片思い中の相手に素直になれない」という話でしたが、他のシチュエーションも考えてみましょう。
例えば、「交際中の恋人に素直になれない」だったらどうでしょう?
うん、実はこれも理屈は同じです。
やっぱり「ダメージを抑えようとしている」のです。
恋人に素直になれない人は…
- 「そろそろ彼に振られること」を直感で理解しているか…
- あるいは「自分に対する自信」が無さすぎて、いつでも「ふられるかもしれない」という妄想に怯えているのです。
- だから、いつの日か来るであろう「彼に振られる」に備え、今のうちからダメージを低く抑えようとしているのです
基本的にね、「素直にならなければ嫌われる」に決まってるんですよ。
だって、めんどくさいんですから。
そしてあなただってバカじゃないんですから、そのことを「理解できていないわけがない」のですよ。
むしろ理解しているからこそ、「嫌われてもおかしくない理由」を作ることで、ダメージを低く抑えようとしてるわけです。
ではどうしたらいいの?
えっとですね。
これはもう単純に、「それぞれの行動のメリットとデメリットを冷静に計算しましょう」、そのうえで「自分がどちらを望むか意思決定しましょう」って話ですね。
「今のまま素直にならない」を選択した場合
- メリット 彼に振られたときそこまで傷つかないで済む。
- デメリット 彼に振られることが「確定」になる。
「素直にならないこと」によって印象を悪くすれば、当然振られます。
当たり前です。
「これからは素直になる」を選択した場合
- メリット これからの自分の頑張り次第によっては、「彼に振られない」という未来を招けるかもしれない。
- デメリット それでもなお失敗したとき、もはや「自分の心を守る言い訳」がなくなる。
あとは、自分の心が「どちらを望むか?」です。
- 振られたときのダメージは低く抑えられるけど、振られることが「確定」になる道。
- 振られた時のダメージはでかいけど、「彼に振られない」という未来を招けるかもしれない道。
さぁ、どっちがいい?
こう言うと「どっちもやだ><」と感じる方もいるかもしれませんが、それはさすがに甘えです!!!!
進撃の巨人の主題歌でもこう言ってたでしょう!!
何一つ「危険性(リスク)」など背負わないままで、何かが叶う等…
暗愚の想定!
唯の幻影!
人生において、「何のリスクも背負わずに何かが叶う」なんてことは、無いのです!!
自分の人生に対して、もっと気合い入れてください!!!!
まとめ
- 恋愛に限らず何においても、「できない」はたいてい嘘です。
- 本当は「したくないだけ」です。
- しかしそのことを理解してしまうと、より本質的な問題に向き合わないといけないので、そこから目を背けるために自ら作り上げた「架空の問題」が、「素直になりたい…でもなれない」なのです。
- あとはそれぞれのメリットとデメリットを踏まえ、自分の意思で、どちらの道を望むか考えてみてください。
- そうすれば「素直になりたいけどなれない…」なんて認識は、もう無くなるはずです。
おしまい( `・ω・´)