タロットカード「星」の意味

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「星」の基本的なキーワード

  • 希望
  • 楽観
  • 期待
  • 惜しみなく注ぐ

 

星のキーワード解説

このカードでは、夜空に輝く星が描かれています。

これは夜のカードなので、まだ未来がどうなるかはハッキリはしていません。

しかしそんな中でも、あなたはぼんやりと「なんとかなるかも」という期待を感じることができるのかもしれません。

 

昔の船乗りは、夜闇の中で船が迷子にならぬよう、「星」を目印に進んでいました。

昔の船は今のように大きくありません。

だから貯蓄できる食料や水も限られたものでした。

つまり、広い海の中で迷うことは「生死に関わる問題」でした。

しかしそれでも彼らが船旅に出ることができたのは、夜空に星が輝いていたからです。

人生は船旅と同じです。

どんなに勇気がある人物でも、闇の中(先のことがわからない状況)では、前に進むことが怖くなってしまうものです。

しかしそんな中でも、星(希望)があれば、勇気を出して一歩を踏み込むことができます。

だからこのカードは星で、このカードの意味は希望なのです。

 

惜しみなく注げば、その通りになる。

自己成就型予言という言葉があります。

 「人間は自分が心で考えている通りの現実を、自分で作ってしまう傾向がある」という意味の言葉です。

 

例えば、ネガティブな人間はせっかく恋人ができたとしても、「彼は本当は私のことを愛していないのではないか」を前提に考えます。

だから、彼の愛を確かめるためにひっかけの言葉を投げかけたり、おかしな駆け引きのを仕掛けます。

あるいは注目を引くために泣いたり、悲しんだりします。

しかしそういった日々を繰り返していれば、彼氏側は徐々にその女性を「めんどくさい女だ」と評価するでしょう。

そして、いつしか本当に捨てられてしまうでしょう。

 

ところが、「私は愛されている」を前提に生きている人は、ひっかけたりしませんし、駆け引きもしかけません。

注目を引くための行動をとったりもしない。

その代わりに、「全力で尽くすこと」ができます。

自分が相手に振られる可能性なんか考えもしていないので、いつでも全力で彼氏を愛することができるし、彼氏が喜んでくれるにはどうしたらいいかを考えることができます。

このカードでは女性が盃から水を注いでいる姿が描かれていますが、まさにこのように、見返りを求めない惜しみない愛情を注ぐことができるようになります。

そういった日々を繰り返していれば、彼氏側は自然とその女性のことを「価値ある女性だ」「大切にしたい」と評価するでしょう。

 

このように、人間はポジティブに考えれば考えるほどその通りの現実を招きやすくし、ネガティブに考えれば考えるほどやはりその通りの現実を招きやすくするものです。

事実があるから、思いが生まれるのではありません。

まず思いがある。

次にその思い通りの事実を、自分が作っているだけです。

 

だからよく世間で言われている「ネガティブに考えていれば傷つかないで済む」なんてのは幻想なのです。

ネガティブな思考は、自分で自分を不幸にするだけです。

 

永遠の愛を手に入れるために必要なのは、希望を持つこと

「永遠の愛」を手に入れるために最もてっとりばやいことは、「永遠の保証を求めないこと」です。

保証などなくてもいいから、「希望を信じる」と決意することです。

 

「保証が欲しい」という考えがあると、今目の前にいる人に対して「この人はいつか離れてしまうかもしれない人達だから、手抜きでいいや」と考えてしまいます。

すると結果的に、その人との関係は疎遠になりやすくなります。

しかし「保証はそもそも得られないものだ」という事実を受け入れると、あとはもう「信じるしかない」ということになります。

結果がどうなるかわからなくても、希望を信じるしかないと、決意することができます。

すると、今目の前にいる人に対して、「手抜き」をしなくなります。

本気になります。

惜しみなく愛を注ぐことができるようになります。

すると結果的に、その人との関係は「永遠」になりやすくなります。

 

星のリーディング例

このカードが出たとき、あなたは「希望的に考えること」ができます。

恋愛について占っているなら、「彼に振られるかもしれない」を前提に考えるのではなく、「彼は私のことを愛しているだろう」を前提に考えられるようになります。

このカードでは、女性が盃から水を惜しみなく与えている姿が描かれています。

希望が前提となったあなたは、パートナーに対して惜しみない愛情を与えることができるかもしれません。

そしてそれもきっと自己成就するでしょう。

 

仕事について占っているなら「状況が悪くなりそうだ」を前提に考えるのではなく、「状況はよくなるだろう」を前提に考えられるようになります。

だからこそ、全力でぶつかっていくことができる。

自分を守ろうとしなくなる。

惜しみなく、全てのリソースを全力で目の前の仕事にぶつけることができる。

その行動は、きっと自己成就するでしょう。 

 

哲人

フロムは言います。

「人は意識のうえでは愛されないことを恐れているが、ほんとうは、無意識のなかで、愛することを恐れているのである」と。

そしてこう続けるのです。

「愛するとは、なんの保証もないのに行動を起こすことであり、こちらが愛せばきっと相手の心にも愛が生まれるだろうという希望に、全面的に自分をゆだねることである」と。

たとえば、相手の好意をなんとなく察知した瞬間、その人のことが気になり、やがて好きになっていく。

こういうことはよくありますね?

 

青年

ええ、あります。ほとんどの恋愛はそうだといっても過言ではないほどです。

 

哲人

これは、たとえ自分の勘違いだったとしても、なんとなく「愛される保証」が確保できた状態です。

「あの人は、きっと自分のことが好きなのだ」「自分の好意を拒絶したりはしないはずだ」という担保のようなものを感じている。

そしてわれわれは、この担保を頼りに、より深く愛していくことができるわけです。

一方、フロムの語る「愛すること」は、そのような担保をいっさい設けません。

相手が自分のことをどう思っているかなど関係なしに、ただ愛するのです。

愛に身を投げるのです。

 

青年

……愛に担保を求めてはいけない?

 

哲人

そう。どうして人は、愛に担保を求めるのか。

おわかりになりますか?

 

青年

傷つきたくない、みじめな思いをしたくない。

そういうことでしょう。

 

哲人

いえ。そうではなく、「傷つくに違いない」と思い、「みじめな思いをするに違いない」と、半ば確信しているのです。

 

青年

なんですって!?

 

哲人

あなたはまだ、自分のことを愛せていない。

自分のことを尊敬できていないし、信頼できていない。

だから愛の関係において「傷つくに違いない」「みじめな思いをするに違いない」と決めつけてしまう。

こんな自分を愛してくれる人など、いるはずがないのだと。

 

青年

……でも、でも、それが事実じゃありませんか!

 

哲人

わたしは、なんら優れたところのない人間である。

だから誰とも愛の関係を築くことができない。

担保のない愛には踏み出せない。

……これは典型的な劣等コンプレックスの発想です。

自らの劣等感を、課題を解決しない言い訳に使っているのですから。

by「幸せになる勇気」より