タロットカード「隠者」の意味

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「隠者」の基本的なキーワード

  • 内省
  • 探求
  • 経験則
  • 真実

 

隠者のキーワード解説

このカードでは、ボロ布をまとった老人が、たった一人でそこに立っています。

周囲には何もいない。

 

隠者とは俗世間を離れ、山の中などで孤独に暮らしている人物のことです。

そういう人物は、世間的には「おかしなやつだ」「変わり者だ」と見られるかもしれません。

しかし、そのような生き方をしている人だからこそ、「他者の雑音」に流されることなく、純粋な「真実の探求」にエネルギーを注ぐことができるとも言えます。

だからこのカードは隠者で、このカードのキーワードは「内省と探求」なのです。

 

ユング派の心理学者アンソニー・ストーは『孤独』という著書のなかで、デカルト、ニュートン、パスカル、スピノザ、カント、ショーペンハウエルなど多くの天才たちが、他者との親密な関係をほとんど持っていなかったことを挙げ、「孤独」が創造性を支えると述べている。

ときには内なる「隠者」を呼び起こし、自分自身を見つめ直す静かな時間を持つことも大切なのである

 by鏡リュウジ「タロットの秘密」より

 

このカードの隠者は、手にランプを持っています。

ランプは道しるべの象徴です。

生きていると、「どうすればうまくいくのか?」という答えを、つまりは人生の道しるべを誰かに教えてもらいたくなることがあります。

しかし、このカードの隠者は左側を向いています。

左は過去や経験を意味します。

あなたの道しるべは、あなたの過去の経験の中に、すでにあるのかもしれません。

それを見出すためにも、今は周囲の雑音から離れ、一人静かに考える時間が必要なのではないでしょうか。

 

隠者のリーディング例

このカードが出たとき、あなたはこんな状態になります。

「一人でじっくりと考える」

「過去の経験から、未来への道標を見出だす」

「より深い真実に辿り着く」

「答えは最初から足元にあったと気付く」

 

このときのあなたは、いい意味で孤独になることができるでしょう。

だからこそ、周りの騒音に流されず、本当に大切な何かに気付くことができるでしょう。

 

恋愛について占っているなら、「そもそもその恋愛は本当に自分の人生に必要なのか?」その根源を自分に問いかける時間があるのかもしれません。

仕事について占っているなら、「自分はそもそも何者でありたいのか?」を考えることができるかもしれません。

どちらにせよ、あなたに必ず「道標」を見つけることができるはずです。

 

隠者のリーディングヒント

究極的には、どのような仲間も、地図も、あるいはガイドもなく、暗闇を進む自分たちの道をつくる能力を、私たちひとりひとりが自分の内側で開発しなければならないのです。

by禅タロット『独りあること』より

 

 

「隠者」のカードは、あわただしい日常を離れて孤独な時間を過ごすことを暗示する。

積極的に動くより、自分の内部に沈潜する時期が来ているのかもしれない。

それは悪い意味ではなく、自分の内側のエネルギーに接触するために、外界での活動をいったん休止するということだ。

活動に回すエネルギーが低下するので、傍目にはスランプに見えるかもしれないが、新しいステップを踏み出すために必要なことである。

時間をかけて何かをなしてゆくこと、老人、円熟した人物を暗示することもある。

ネガティブな意味では、自分の考えに固執するかたくなな老人のようになってしまい、新しい可能性に目を向けようとしないことを暗示する。 

by鏡リュウジ「タロットの秘密」より