タロットカード「節制」の意味

スポンサードリンク

f:id:noabooon:20170905195410j:plain

 

節制の基本的なキーワード

  • 節制
  • 適量
  • 自制
  • 調和

 

節制のキーワード解説

このカードでは、天使が二つの盃を持ち、片方から片方へ液体を注いでいる構図が描かれています。

この構図は西洋社会で古くから言われている枢要徳の一つ「節制」のシンボルとして、よく見られる構図です。

中世において節制とは、そのまま禁酒を意味することがほとんどでした。

そのため、ぶどう酒を水で薄めている様子を描くことが、節制のシンボルとなったのです。

 

このカードは文字通り、「つつましくあること」を意味しています。

確かに人間は「欲望があるから成長できる」とも言えますが、欲望の種類によっては自分を苦しめる理由になることがあります。

 

人生は思い通りにならなくて当たり前。

空が思い通りに晴れないからといって、いちいち大げさに悲しむ人はいません。

空は「自分の思い通りにはならないこと」が前提になっているからです。

しかしテーマが「自分の人生」になると、こんな簡単なことに誰もが気付けなくなります。

 

よく「片思いがうまくいかないこと」を悲しむ人がいます。

しかし冷静に考えてみると、これはとてもおかしなことです。

片思いがうまくいくかどうかは、「相手」という自分では制御できない要素が関係しているのですから、時にはうまくいかないケースがあるのは当たり前です。

そう考えれば、そもそも片思いなんて「うまくいかなくて当たり前」「うまくいけばラッキー」程度のものであるはずです。

 

あなたは日頃から、そんなにモテる人なのでしょうか?

自分が好きになった相手には、必ず相手からも好意を返してもらえるほど、価値ある人間なのでしょうか?

…違いますよね。

だったら時には「うまくいかない片思い」に出会うことだってあるはずです。

そんなのは「当たり前のこと」であって、いちいち大げさに悲しむことではないはずです。

 

このように考えていくと、何かが思い通りにならなくて苦しんでいる人は、根底に「身の程知らずな期待」があることがわかります。

例えば、「彼氏が私のことわかってくれない」に苦しんでる人は、「彼氏には私のことを理解してほしい」という期待がある。

逆にあなたは、彼氏のことをどれだけわかってるのでしょうか?

たった一度や二度の失敗で心がくじける人は、「自分には一度も失敗せずに成功してほしい」という期待がある。

そんなすごい人は、人類の歴史上一人もいません。

  

こういう人たちは、状況が思い通りにならないから苦しいのではありません。

そもそも、その願い自体が非現実的で、とんでもない自惚れが前提になっている。

だから苦しいのです。

 

これに気づけると、人は謙虚になれます。

謙虚になれると、思い通りになっていないことを、受け入れられるようになります。

すると心が楽になります。

前を向くことができます。

 

世の中、「かくかく、しかじかあるべきだ」という思いこみをたくさん持てば持つだけ、不自由になります。

たとえば、

「家族は私に優しくあるべきだ」

「あの人は私の立場を理解するはずだ」

「私は、当然感謝されるべきだ」

等々。

 

思いこみが多いと、事実がそれにそぐわない時、苦しみも多くなるものです。

「優しくしてくれるに、こしたことはない」

「理解してくれたら、もうけもの」

「感謝されたら、ありがたい」

くらいに考えておくと、心が自由になるから不思議です。

それは結局、思いこみというのは、その実現において他人に依存する部分が多いからでしょう。

by「幸せはあなたの心が決める」より

 

世界は、あなたの母親ではない。

あなたは自分の隠し持つ子ども時代のライフスタイルを直視し、刷新しなければならない。

 by「幸せになる勇気」より

 

節制のリーディング例

このカードが出たとき、あなたはこんな状態になります。

「現状に満足する」

「自然体で、とてもリラックスした状態になる」

 

このころのあなたは、とても心がリラックししています。

もう余計な願望には振り回されない。

今あるものに満足している。

そんな幸せな日々を送ることができているはずです。

 

その穏やかな日々は、あなたに必ず「活力」を与えます。

そしてその活力をもとに、あなたは次なる挑戦へと進むことができるでしょう。

 

節制のリーディングヒント 

「節制」は、文字どおり節制していることを示す。

極端なことを避け、無理のない範囲で自分の生活を律している状態である。

右か左か、黒か白かなど、どちらにも偏らずに人生を歩んでいる。

また、欲に走らず、自分の分に合った生活をしていることや、穏やかで優しい気持ちでいることを示す。

杯の間を流れる水に注目するなら、意識と無意識との間にスムーズな流れが生じていることや、感情と知性の両方をうまく働かせていることを暗示する。

新しい価値観や他人の考えを無理なく受け入れられるだろう。

また、「あれかこれか」という二者択一ではなく、「あれもこれも」という価値観を生きられる。

気持ちが交流し始め、相手の心の動きに反応できるようになり、コミュニケーションが活発化する。

人物としては、穏やかでバランスのとれた人、料理人、優れた外交官タイプを表す 

by鏡リュウジ「タロットの秘密」より