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中川龍のブログ

Tarot & Hint



批判的な自分を直したいなら、まずはそんな自分を許そう


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ある相談者にこう言われた。

 

彼氏に対して、つい不満や文句ばかり言ってしまう。

それで関係が悪化してしまう。

批判ばかりするのは良くないと頭ではわかっているのですが、でもそういう場面がくるとついイライラしてしまい、自分を止めることができなくなります。

どうしたらいいでしょうか…

 

こういう人がすべきことは、たった一つだ。

それは、まず他人ではなく、自分を許すことだ。

相手を許さなきゃ許さなきゃと考えるのではなく、まず自分自身を許すんだ。

 

人に対して攻撃的なことを言ってしまう人とは、たいてい自分に対しても同じような言葉を投げかけている。

それが日常生活の中で染みついている。

「この歳になってこの程度のことが理解できないなんて恥ずかしいことだ」とか「社会人としてこんなことができないのは恥ずかしいことだ」とか、とにかく色んな角度で何かと理由をつけて、自分の欠点をあげつらい、自分の至らない点を批判し、攻撃し、いじめ抜いている。

そういう習慣を自分の中に持っているから、他人に対しても同等の扱いをしてしまうのだ。

それをしたい衝動が湧き上がるのだ。

 

だから、他人を許すためには、まず自分を許す必要がある。

まずは早速、彼氏に対して不満や文句ばかり言ってしまう自分を許してみよう。

それは、確かにベストではないかもしれない。

でもそういう自分でも許してあげる。

そうだね、確かにそれは良くなかったかもしれないね。

でもその時は、言いたくなっちゃったんだね。

それだけ辛かったのかもしれないね。

よしよし。

うんうん、仕方ない仕方ない。

でもそんなに凹むことはないさ。

今失敗したなら、次は失敗しないように頑張ればいいのさ。

失敗することは悪いことじゃない。

その繰り返しで、少しずつ理想に近づいていけるのだから。

…みたいな感じの言葉を、自分に投げかけてあげる。

 

自分を許す。

自分を責めない。

良くないところは良くないとはっきり明示はしたうえで、でも責めはしない。

自分の言い分も認めてあげる。

自分の苦しみや悲しみに、共感してあげる。

それをひたすら繰り返していけば、人はだんだん心に余裕が出てくる。

そうすれば他人のことも許せるようになる。

 

そこから先はあっという間だ。

人間は自分を許すことができれば他人を許すことができるが、同時に他人を許せば許すほどに自分のことをさらに許せるようになるのだ。

一度許すことが習慣になってしまえば、彼のことも許せるだろうし、職場の嫌な上司、職場の使えない後輩、気持ちをわかってくれない親、嫌味の多い友人、さらにさらに多くの人を許せるようになるだろう。

こうなってしまえば、自分のこともさらにさらに許せるようになっていき、自己肯定感はどんどん高まり、もうちょっとやそっとの出来事では感情のぶれない自分になっていく。

 

自分を許す心理学――疲れない生き方の処方箋 (知的生きかた文庫)

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おしまい!