中川龍のブログ

Tarot & Hint



「相談者の悩みは解決しなくていい。解決するにしても、せいぜい5割でいい。そうやってリピーターを作るんだよ」byとある電話占い会社のマネージャー

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僕のタロット教室には、すでに占い館や電話占い会社に所属している人なんかが、新しい占術の開拓のために来てくださったりするんですが、するとそういう方々から「業界の裏側」みたいな面白い話が聞けることがあります。

こないだ教室に来てくださったAさんという方から、また一つ面白い話が聞けました。

 

Aさんは、とある電話占い会社に所属しているそうです。

そしてAさんが所属してる会社では、マネージャーからこんな指導を受けるんだそうです。

 

「相談者の悩みは全ては解決しなくていい」

「解決するにしても、せいぜい5割でいい」

「そうすれば、そのお客さんは一時的に元気になりはするものの、また近いうちに同じような悩みにぶつかるから、そのとき『またあなたと話したい』と思ってくれる」

「こうやってリピーターを作るんですよ」

 

これ聞いてびっくり。

えー!

僕のところなんて120分で予約受けても、話がなかなか解決しなければ多少そのあとおまけして180分くらいしゃべっちゃうこともあるのにー!

もちろんそのあと別件予約が入ってたらそこまではできないし、毎回ここまでで徹底対応しているわけではないけれども、それでも僕は基本的には現段階で目指せる最高地点の「解決」まで進めようとはします。

だってそのほうが、こっちも向こうもすっきりするじゃないー!

わざと、あえて、「完璧には解決しない」というのは、僕の中で発想にないやり方だったのでちょっとびっくりしちゃいました。

 

でもそのあと、Aさんのところの料金システムを聞いて、いくらか納得する部分がでてきました。

 

Aさんのところは、すごく安いのです。

料金そのものも休めだし、相談者が支払う平均単価はだいたい1000円から2000円前後だそうです。 

これ聞いて僕の中では、すごく納得がいきました。

 

なぜなら、まず物理的な問題として、平均単価がが1000円〜2000円ということは、その価格では通話だったらせいぜい10分前後しか話せないだろうと考えられます。

すると、そんな短時間で悩みの根本まで全部解決することは、そもそも物理的に不可能ですよね。

 

そして、その電話占い会社がよっぽど騙すような購入導線を作っていない限り、基本的には顧客側も相談をするまえにサービス内容は理解しているはずです。

つまり、「私が支払いたい料金で受けられるサービスは、10分や20分程度の会話だ」と理解しているはずです。

 

ではさらに考えてみましょう。

その顧客は、自分の悩みが「10分で解決できる」と本気で思っているのでしょうか?

 

普通は、そんなことありえないですよね。 

悩み解決にかかる時間なんて、明確な尺度があるものではないですが、でも少なくとも10分では無理でしょう。笑

 

でもその顧客は実際には、「10分や20分の会話を受けることができるサービス」を購入しました。

どうしてでしょう?

 

…多分、本人達も無自覚かもしれませんが、その方々は「解決する気がない」のです。

もちろん頭では「悩みを解決したい」と思っているんでしょうが、それがはっきりした意思にはなっていないのです。

 

コーチングの概念で「want toの目標とhope toの目標」ってのがあります。

want toの目標は、心から達成したいと考えている目標です。

hope toの目標は、そこまで絶対に欲しいわけじゃなくて、運良く手に入ればラッキーくらいに考えているやつです。

その目標がwant toの状態になっているとき、人は具体的な行動をとります。

その目標がhope toの状態になっているとき、人は悩むばかりでとくに何かをしようとはしません。

 

ようするに何が言いたいかというと、、、

「10分1000円の占いを購入する顧客層は、悩みを解決したいつもりなだけで、実はそこまで本気で解決したいわけじゃないと推測できる」

ってことです。

もちろん全員がそうだと言っているわけではありません。

中には「とりあえず試してみただけ」って人もいるでしょう。

ただ、ある程度、常連的にこういうサービスを利用している方は「実は本気で解決する気がない可能性が高い」という話です。

 

そしてこういう背景まで考えたうえで、改めて冒頭の「電話占い会社のマネージャーの言葉」を思い出してみましょう。

すると、なんだか考えさせられるものがあります。

 

「相談者の悩みは全ては解決しなくていい」

「解決するにしても、せいぜい5割でいい」

「そうすれば、そのお客さんは一時的に元気になりはするものの、また近いうちに同じような悩みにぶつかるから、そのとき『またあなたと話したい』と思ってくれる」

「こうやってリピーターを作るんですよ」

 

これって、すごく綺麗に「需要と供給」がマッチングしているんですね。

悩みをそこまで本気で解決したいわけじゃない相談者と、「解決しない」というサービスを提供している占い会社。

そういう意味でいうと、とても健全な経済活動です。

 

ただ、僕がやりたいかって言われたら、もちろん嫌ですけどね。。。

僕はやっぱり、悩んでる人は解決してあげたいです。

「無自覚に解決する気がない人」だって頭では本気でそのことで悩み苦しんでいるんだろうから、だったら、なんとかはしてあげたい。

…って思います。

 

僕はやっぱり、「解決するサービス」を提供していきたいなーと、改めて思った。

そんな今日この頃でした✨

 

占い師の裏側

占い師の裏側

 

 

以上とくにおちはないー!!!!!!