初心者向けタロット占いの教科書!第一回「タロット占いの歴史(ざっくり版)」

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初心者向けのタロット占い教科書、第一回!

今回はまずは「タロット占いの歴史」について、ちょーーーーざっくりまとめてみます!

 

 

起源

タロットの起源はわかりません。

いろんな説がありますが、どれも憶測の域を越えていません。

タロットはふと気付けば、いつのまにかこの世界に存在していました。

このカードがどこからやってきたのかは、誰もわかりません。

 

〜1800年代くらいまで

昔のタロットは、ゲームや賭博に使われる遊び道具の一つでした。

簡単にできる賭博といえば、「サイコロ・トランプ・タロット」みたいな感じに認知されている存在でした。

  

1800年〜

このころ、クール・ド・ジェブランさんという歴史言語学者の方が、たまたま知り合いの家で、人生で初めてタロットカードを見て、「これはエジプト起源の古代神官の叡智を詰め込んだものだ!」と直感し、そのことを発表しました。

これだけだとちょっと何言ってるかわかんないかもしれませんが、当時のパリはエジプトブームだったようで、なんかその流れで連想しちゃったみたいです。

なにはともあれ、この発表を機に、初めてタロットは「オカルト」と結びつきました。

 

この流れで、歴史上初のタロット占い師「エテイヤ」さんが出現します。

エテイヤさんは、「タロットと呼ばれるカードによって楽しむ方法」という本を出版し、ここからタロット占いが流行していきます。

ただし、エテイヤさんは「オリジナルのタロットはエジプトで黄金の板に刻まれていたのだ」など、かなりトンデモな説をとなえていることが多く、現代では彼女の著書はあんまり信ぴょう性がないと判断されることが多いようです。

 

その後、いろんな魔術師さんや研究家が、「タロットはカバラと結びついてるんじゃ」「いやいや占星術と類似性が、、、」とか色んな説を唱えていきました。

でもこれらは、みんなけっこう適当に言いたい放題言ってるだけなところも強く、どれが真実かは藪の中です。

はっきりしていることは、歴史上のこういう流れの中で、タロットは「賭博道具」から「オカルト」に属するものとして認知されるようになっていったということです。

 

1900年代前半

魔術結社「黄金の夜明け団」のアーサーエドワードウェイトさんが、ライダー版タロットを作りました。

それまでのタロットは小アルカナは記号みたいな図柄だけが書かれていたんですが、ライダー版タロットは小アルカナも全てがちゃんと寓話的な絵になり、その絵の美しさから、とても人気が出ました。

現代では、タロットといえば基本的にはこのライダー版タロットのことを示すくらいに、このタロットカードは普及しました。

 

ただ、ウェイトさんは「一般人向けの書いた解説書」と「黄金の夜明け団の仲間向けに書いた解説書」で違うことを書いています。

例えば前者では逆位置が採用されていますが、後者では逆位置が採用されていません。

どちらが正しいのかは、現代でも判明していません。

 

T0104【鮮やかなライダー版タロットカード】ユニバーサル・ウェイト・タロット・デック

T0104【鮮やかなライダー版タロットカード】ユニバーサル・ウェイト・タロット・デック

 

 

1900年代後半

ここでのちに「タロット占い師の母」と呼ばれたイーデン・グレイさんが登場します。

1970年に彼女は「タロットの完全ガイド」という本を書きました。

 

これまでのタロットは、難しい魔術用語や宗教用語を知らないと理解できない「難しいもの」として認知されていたんですが、イーデンさんの「タロット完全ガイド」は

・タロットにはこんな歴史があるんだよー✨

・各カードにはこんな意味があるよー✨

・占うときはこういう風にカードを並べるんだよー✨

というシンプルな内容でまとまっており、これによって一気に「一般人」にもタロットが普及しました。

ただ、イーデンさんの書いている「タロットの歴史」は、決して信ぴょう性の高いものではなく、やや空想的にまとめられている部分も多いようです。

 

とはいえ、彼女の著書は「わかりやすい」という点においては、これまでにない画期的な本だったので、現代で販売されているタロット解説書の多くも、だいたいこのイーデンさんの構成を真似た形になりました。

その後、イーデンさんは皆伝タロット・自在タロットなどの続編を出版し、大成功しました。

 

皆伝タロット

皆伝タロット

 
啓示タロット

啓示タロット

 
自在タロット

自在タロット

 

 

以上でタロットの歴史は終わりです。

「え、これでもう終わり?」と思った方もいるかもしれませんが、終わりです。笑

かなり駆け足でざっくりまとめたせいもありますが、タロットってこれくらい「まだまだ歴史が浅い占い」なんですよー。

 

タロットに正解はない

僕は過去にタロット教室をしていましたが、ここではとくに特定のやり方を「これがタロット占いのやり方だよ」と教えたことは、ほぼありません。

なぜなら、こんなふうにしっかり歴史を振り返った場合、やり方なんてみんなそれぞれバラバラなことを言ってますし、とくにこれが正解ってものはないからです。

 

たとえば棒の10を一八世紀末のエテイヤは「虚偽、偽物、裏切り、陰謀」などと言い、「黄金の夜明け団」のマサースは一般向けの入門書で「自信、安全、名誉」とする。

現在の主流のタロット本ではこの札を「重圧、負担、圧迫」としているからまったく異なるのだ

by「タロットの秘密」より

  

以上から、僕個人としては、

「どういうやり方でやるのか」

「各カードをどう解釈するのか」

ってのは、誰かに教えてもらうものではなく、むしろ自分で考えるものだと考えています。

 

「私はこういう理由から、このカードをこう解釈する」

「私はこういう理由から、この相談のときはこのスプレッドを使う」

そういうロジックを自分なりに考え、創造するのです。 

実際、現代のタロット占いで活躍している人達は、みんなそうやって「自分なりの世界観」を作っているものです。

  

タロットカードという起源不明の「謎のカード」に、あなたは

どんな意味を付与しますか?

どんな物語を語りますか?

どんな世界観を提案しますか? 

それをぜひ、あなたの頭で考えてみてください。

 

では、どうすれば自分なりの世界観を創造できるか?

こればっかりは、「ひたすら実践を繰り返せ」としか言えません。

自分なりの世界観を創るために必要なアクションは、まずは本に書いてあるやり方で実際にやってみて、ピンとくるならそれはそのまま維持する。

ピンとこないところは、他の本を読んだり、別の人の解釈に触れたりして、それを自分に取り入れてみる。

それをまた繰り返す。

 

こうやって実践し、検証し、修正し、また実践する。

いつの日か自分なりの答えが見えてくるまで、それを繰り返す。

これ以外に道はありません。

 

 

タロットの秘密 (講談社現代新書)

タロットの秘密 (講談社現代新書)

 

 

おしまい✨